日々の生活の中で・・・

先日、この後何をして遊ぶかを巡って一年生の2人が何やら話をしていました。1人の子(Aくん)はお化け屋敷ごっこをやりたいと訴えています。それに対してもう1人の子(Bくん)は「一緒に遊びたくないわけじゃないんだけど、今は本を読みたいからお化け屋敷はできないんだ。「何をして遊ぶかはオレ次第で。Aくんに決められたくないんだ。」と真剣に、一言一言A君を傷つけないように言葉を選んで話しているように見えました。そんなBくんの様子に普段ならなんでー?一緒に遊びたいんだよー!と自分の気持ちを押し通そうとしたくなるAくんも、真剣にBくんの言葉を受け止めているようでした。

一年生が多いぴいすでは、気持ちと気持ちがぶつかり合うなんてことも多々あります。ただ、このように少しずつ自分の意見を伝えたり、相手の意見を聞き入れようとする姿も見られるようになってきました。Aくんと Bくんからも自分の気持ちはしっかり持ちつつ、相手の気持ちを尊重しようとしている様子が伝わってきました。

感情も複雑化してくる中で人との関わりも保育園・幼稚園時代とはまた変わってきていると思います。様々なやり取りの中で葛藤も経験しながら、あの子はあの時どんな気持ちだったのだろう。こういう時はどうすれば良かったのかな・・・ということを少しずつ少しずつ学んでいけたらといいなと思います。まだまだうまくいかないことも多いことでしょう。そんな時、さりげなく助け舟を出してくれる上級生がいるのもぴいすならではの良いところなのかなと思っています。必要があれば間に入ったりしながら、子ども同士のやりとりを温かく見守っていきたいと思います。

(写真と原文は関連ありません)