文化活動2009年活動報告 | 市川子ども文化ステーション

赤ちゃんからの権利条約

乳幼児を持つ親にも「子どもの権利条約」を伝えていくことで子育てが楽になることを知ってもらい、子育て期を子どもと一緒に楽しめる親が増えていくことを願って企画しているプロジェクト。
各地区からのプロジェクトメンバー（行徳3人、中央3人、北5人の合計11人）でスタートし、8回のプロジェクト会議を開催しました。
会議のメンバーには実際に幼児を持つ親も入り、自分の問題に引き寄せて何をしたいのか？から話し合いをスタートさせ、まずは自分たちが学ぶところから始め、その後多くの人を対象にした講演会開催を決めました。

グループワーク

6月8日（月）　行徳公民館　参加者10人

具体的に条約の内容を読んでみて、気になる条約の内容についてディスカッションしました。日常の生活の中で子どもの権利を侵害していると思うこと、またはこんなところはおかしいと思うことを出し合い、条約の意味を掘り下げて考えてみました。

子どもの権利条約学習会

7月24日（金）　信篤公民館　参加者18人

講師に林大介さん（チャイルドライン支援センター事務局次長・元子どもの権利条約ネットワーク事務局長）をお招きして、子どもの権利条約を体で学ぶという学習会を開催。なぜ子どもの権利条約が浸透していかないのか等の背景も聞きながら、実際に子どものことは子ども自身に聞いてみないと何もわからない・・ということなど体感していく会となりました。

塩川寿平氏講演会

2月14日（日）　勤労福祉センター　参加者74人
後援:市川市／市川市教育委員会／市川市社会福祉協議会
協力:NPO法人親育ちネットワークビジービー

子も親も幸せになれる「子育ち」と「子育て」～試して失敗して感じる体験へ～と題し、静岡県富士宮市の大中里保育園園長でどろんこ保育を実践している塩川氏を講師にお招きし、対象を乳幼児を持つ親と子育て支援にかかわる人と位置づけ、講演会を開催しました。どろんこの中で生き生きと遊ぶ子どもたちの写真を紹介しながらのお話しはわかりやすく、子ども自らが「子育ち」するのを待つことが子どもの自主性・主体性が育つために重要だということなどが語られ、子ども自身が持つ力を発揮できるようにしていくために、どのような環境を整えていったらいいのか、多くのキーワードを投げかけていただきました。
今後の子育てに生かしていきたいとの多くの感想がありました。

子どもの本のフォーラム　－絵本が子どもの心に届けるもの－

子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成事業
後援：市川市･市川市教育委員会

子どもの本のフォーラム　Part１「読み聞かせが子どもの心に届けるもの」

6月28日(日) 勤労福祉センター
参加者:69人（子ども18人、大人51人)
講師:田村耕一氏・安都子氏（芝居工房つる家）　

第１部　　講演会「読み聞かせが子どもの心に届けるもの」田村耕一氏・安都子氏
第２部　　読み聞かせサークル活動発表と交流　　市内幼稚園・小学校PTA及び読み聞かせの会・（信篤幼稚園・信篤小学校・鬼高小学校・宮田小学校・市川小学校の有志）

芝居やワークショップを通して普段から読み聞かせを行っている田村氏ご夫妻から、技術的な指導、心得、子どもの惹きつけ方など専門家の技を伺いました。また、地域の読み聞かせの会の活動紹介のあと、言葉遊びや、読み聞かせ、紙芝居などを発表し、情報交換等、これからの活動のネットワークとして参考になりました。　
※第1部は、別室で託児を実施しました。

子どもの本のフォーラム　Part２「子どもの心を育むもの」

11月29日(日）　勤労福祉センター分館　
参加者:151人(子ども 30人，大人 121人)
講師:増田喜昭氏（子どもの本専門店「メリーゴーランド」店主）

第1部　　講演会「子どもの心を育むもの」
第2部　　本の紹介・交流会

昨年好評だった増田氏に今回も来ていただきお話を伺いました。本や遊びを通して常に子どもたちと一緒に考え、実戦している増田氏のお話は、子どもたちと真剣向き合い、いろいろなことを体験して行くことの重要さを気づかせてくれました。本の紹介では、本がもつ力の大きさ、大切さを実感。大人ももう一度絵本を手にしたいと思える内容でした。交流会では、子どもたちに読み聞かせを実施していただき、増田氏に集中する、子どもたちのきらきらした目が印象的でした。
※第1部は、別室で託児を実施しました。　　